ADVENTURE_TetMesh Ver 0.81b

STLフォーマット等のポリゴンファイルからメッシュは作成可能でしょうか？

現行、ADVENTURE_TetMeshで読み込める形式はpchフォーマットのみとなりますが
STL等のフォーマットをpchフォーマットに変換することでADVENTURE_TetMeshで
メッシュ作成が可能となる場合があります.

注意事項)

・３角形パッチの質が悪い時(極端に細長い３角形等が多数、含まれる場合等)には、メッシュが正しく作成されない場合があります。
(CADに依存するかと思いますが複雑なCAD形状をSTL形式で出力した場合、細長い３角形が多数、出力される場合があります.)

・見た目で繋がっているように見えても、隣接する３角形が頂点を共有していなければ位相的な繋がりはありませんので、
  表面パッチとしては不完全なものになります。この際には節点のマージ処理等を行って頂く必要があります。

   その際の指標として

  1)極力、質の悪い３角形は、潰す等の処理
  2)節点のマージ処理

  を行い、

  3)３角形要素の３つの稜線には、必ず別の３角形要素が隣接している事
  4)２点で構成される稜線には、必ず２つの異なる３角形要素で共有されている事

   等を事前にチェックしておけば良いかと思います。


以下、pchフォーマットの内容を示します。
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pchフォーマットはADVENTUTREプロジェクト内で作成された表面パッチ(３角形)のフォーマットです。

・３角形の表面パッチの法線ベクトルは、形状の内部方向に向くように設定されています。
・頂点番号は０から始まります。
・表面パッチは、形状をすき間なく覆っています(ソリッド)
・３角形要素の３つの稜線には、必ず別の要素が隣接しています。
・２点で構成される稜線には、必ず２つの異なる３角形要素で共有されています。
・拡張子は、pchです。

pchフォーマットは、以下の通りです。

<サンプル>
286                                         <--- 頂点数
-7.000000e+01  6.075204e+01  -2.078189e+02  <--- ０番目の頂点の座標
-7.000000e+01  6.075204e+01  -2.669797e+02  <--- １番目の頂点の座標
-7.000000e+01  1.376934e+02  -2.078189e+02
-7.000000e+01  1.376934e+02  -2.669797e+02

〜  省   略  〜

-5.000000e+01  1.376934e+02  -1.327731e+02
-5.000000e+01  -3.725534e+01  -1.327731e+02
-5.000000e+01  -3.725534e+01  -2.000000e+02 <--- ２８５番目の頂点の座標

566                                         <--- ３角形表面パッチ数
45      1     182         <--- ０番目の３角形を構成する頂点のコネクティビティ
182    42       0
1      42     182
3      45      44
2      44      43

〜  省   略  〜

182     43      44
43     182       0
45     182      44
0        5      46
2       43       4       <--- ５６５番目の３角形を構成する頂点のコネクティビティ